シンタックスとセマンティックス(補足)

TMの文脈における狭義のシンタックスとセマンティックスについて俺っちなりの解釈を補足しときます。

  • シンタックス(構文論)とは、TMのルールにのっとってTMDを「どう描くか」
  • セマンティクス(意味論)とは、TMDが「どういう意味を持つか」

ってことになります。
例えば、プログラムの世界で代入式は=で、行末に;が必要とするプログラミング言語があるとする。

a = b; (これはセマンティクス上正しい)
a b = (これはシンタックスエラー)

TMで言えば2組みのリソースから複数の対照表が出るのはシンタックスエラーです。
イベントの個体識別子がリソースに(R)として入ってもシンタックスエラーです。

構文として同じ形式を持つ2つ式があるとして。

a = 32;
a = "ABC";

どちらもシンタックスとしては正しい。意味は違います。

その程度の話。